身体論に関する歴史的かつ多面的な分析を試みている一冊です。
舞踏と武道、その同根性や近代における身体概念など、とても面白く読めました。
他者肯定、祝祭的なものの存在、理性や合理とのバランスのことなど。
自分の身体は自分のもので、自分で全てコントロールできるものである、という発想が近代の身体技法に関するベースになっているかと思います。
そこからの脱却を図ることが必要なのではないか?という本書の提示に対して、私などは経営の世界からどのような回答を導き出すことができるのか?
非常に興味深いところです。
また、最後に触れられている「視覚中心から触覚中心への移行」というお話はとても興味深いです。
テクノロジーの世界における触覚の問題など、今後は「触る」ということが重要性を増してくるのではないかと考えています。
アマゾン以外のネット書店などでは購入することができるようです。
宜しければぜひ。
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