2010年10月18日月曜日

すべては宇宙の采配



すっかりと有名になられた青森のリンゴ農家木村さんに関する本です。
以前にも一冊ご紹介しました。

前回ご紹介した本はリンゴ栽培に関する部分のみが抜き出されていましたが、本書はソレ以外の「超常現象的な部分」が大きく取り上げられています。
例として「龍」「UFO」「死後の世界」などが取り上げられています。

冒頭で触れられている通り、本書の内容を絶対に受け入れることが出来ないであろう方が相当するいらっしゃるのではないかと思います。
そこらへんは個人の趣向に併せて読めば良い本かと思います。


私個人としては、ここ最近こういった「超常的なお話」はかなり自然と受け入れられるようになりました。
身体に関することを勉強し始めてより、自分の身体すらよく分かっていない人間が宇宙の全てを知っているなどと考える方がどうかしている、と強く感じています。


「異なる時間軸」の話など、非常に興味を惹かれました。

2010年10月14日木曜日

音楽家ならだれでも知っておきたい「呼吸」のこと



タイトルに騙されてはいけません。
この本は「すべての人」におすすめできる本です。

本書は「人間が呼吸をするときに、身体はどんな動きをしているのか?」ということが丁寧に解説されています。
呼吸をしない人はいません。
つまり本書は「すべての人」に関係のあることを書いているのです。

我々は長年聞き知ってきたことによって「誤った身体感覚」を身につけてしまっています。
例えば、息を吸う時と吐く時ではどちらの方が背骨が伸びていると思いますか?
この質問に対して、多くの方が「吸っている時の方が身体は大きくなる」と答えられるのではないかと。
(実際には、脊椎は吸うときに縮み、吐くときに伸びます)

何か特殊な技術を体得するための本ではなく「本来の呼吸」を取り戻すための本です。
そして本書を読むと、如何に人間の身体が全体性で成立しているのかが改めてわかります。

図解も多く、イメージがしやすい作りになっています。
お手元に是非一冊。

2010年10月12日火曜日

音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと



今更ながら、ではあるのですが。

音楽というものは想像以上に「身体運動的」な要素が求められています。
骨、筋肉など身体に対する意識がどのようにあるかによって、その演奏レベルは大きく変動します。

そして、我々は身体の外側からしか自分の身体をみることはできません。
困ったことに、その外側からみえる身体と実際の内側とでは大きく異なっている部分などがかなりあります。
例えば「指の関節」がどこにあるのか皆さんはお分かりでしょうか?


本書はそういった疑問に対して非常にわかりやすい「図説」がついています。
自分の関節がどこにあるのか、ということを正しく認識出来るだけでもかなり運動のレベルは変わります。


また、本書は「自分が学んだ技術」を音楽につなげるためのガイドブックとしても活用できます。
「実際に使うに当たってどう落とし込むか」といった部分を考えるのにとても役立つかと。

音楽家のみならず、身体に対する意識を高めたい方にオススメの一冊です。