2010年10月14日木曜日

音楽家ならだれでも知っておきたい「呼吸」のこと



タイトルに騙されてはいけません。
この本は「すべての人」におすすめできる本です。

本書は「人間が呼吸をするときに、身体はどんな動きをしているのか?」ということが丁寧に解説されています。
呼吸をしない人はいません。
つまり本書は「すべての人」に関係のあることを書いているのです。

我々は長年聞き知ってきたことによって「誤った身体感覚」を身につけてしまっています。
例えば、息を吸う時と吐く時ではどちらの方が背骨が伸びていると思いますか?
この質問に対して、多くの方が「吸っている時の方が身体は大きくなる」と答えられるのではないかと。
(実際には、脊椎は吸うときに縮み、吐くときに伸びます)

何か特殊な技術を体得するための本ではなく「本来の呼吸」を取り戻すための本です。
そして本書を読むと、如何に人間の身体が全体性で成立しているのかが改めてわかります。

図解も多く、イメージがしやすい作りになっています。
お手元に是非一冊。

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