2009年6月4日木曜日

3分でわかるラテラル・シンキングの基本


フレームワークという考え方はご存知でしょうか?
物凄く平たく説明してしまえば、経営方針を決めるに当たって利用される考え方を書式化したようなものです。
多くの場合、縦軸や横軸が用意され、自社や製品のポジションについて色々と語られることになります。
PDCAサイクルだとかSWOTだとか、実に様々な種類のフレームワークが存在します。

その中で、非常に伝統的な手法として用いられているのが「ロジカル・シンキング」というものです。
ロジカル、つまり物事を合理的に考えることにより、より深く理解することを目指しています。
自社の事業分野に対する理解を深めるという点において、この考え方はバーティカル(垂直方向)なものであると理解されています。


これに対して比較されるのがラテラル(水平方向)な方向への思考展開です。
例えば既存の商品を全く別の市場に持って行ってみるだとか、売買の順番を入れ替えてみるといった発想法は、どちらかといえば「今までの常識からは考えられないこと」に該当します。
ラテラルな思考においては、どちらかといえば「過去の常識を如何に忘れるか」ということに焦点があてられることになります。

本書は、そんなラテラル・シンキングの基本を簡単に学べる本です。
分量もそれ程大きくなく、さらっと読める分量ながら、水平思考の方法論を非常に端的にまとめてあります。

「現状のままで良いのか」
「このままで業界に先はあるのか」
こんな悩みを抱えている方にとって、より必要なのはラテラルな発想法なのかもしれません。

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