2009年5月31日日曜日

五輪書


かの有名な宮本武蔵の五輪書の訳本です。


殺陣を始めてからこっち、早く読みたいと思いながら中々時間を作れずにいたのですが、ようやく読めました。
五輪書の訳本はたくさん出ているので、本書にこだわることなく読んでみても面白いのではないでしょうか。

剣術とはつまり相手を殺すための技法であり、自分の体を合理的に動かすことが必須となります。
やはり鍛錬を欠かすことが出来ないものであり、一朝一夕にできるようなものではありません。
また、単純に力が強いものが勝つようなものでもなく、如何に合理的な術を身に付けているか、ということに大きなポイントが置かれています。


本書の最初の方において「実践して身につけろよ」といった趣旨の内容が書かれています。
ここのところ繰り返しお勧めしているドラッカー氏の著作においても、同じような指摘がなされています。
優れた著書として伝えられている多くの本において、この実践ということが問われています。


実践書として一読の価値ありの本です。
是非ご一読を。

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