2010年2月1日月曜日

夜這いの民俗学・夜這いの性愛論



昔日の日本、農村においてどのような生活が営まれていたのか?
その実態は最早掴みようがない状態にあると言われています。

というのも、過去の実態を示すような資料が見事に存在しないためです。
特に性生活といった下半身に属するようなお話は見事に存在しません。


現在我々が抱いているような価値観は、ごく最近になって醸成されたものなのではないか?
「貞操を守る」「処女は婚姻相手に捧げる」
こんな習慣が本当に昔からあったのか?


本書は異端と言われた民俗学者、赤松啓介さんの書かれた夜這いに関する論文、というよりも実体験を交えた記録です。
その内容はもう鮮烈の一言です。

我々が持っている常識が如何に歴史が浅いものなのか?
過去の人々が持っていた身体感覚はどのようにして形成されていったのか?


大変面白い本です。
高岡英夫さん、三砂ちづるさんの本などと並行して読むとその面白さも倍増するかもしれません。

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