2010年1月13日水曜日

論語と算盤



是非全ての人に読んでもらいたい一冊です。
特に経営者には強くおススメさせて頂きます。


我々日本人は、その思想背景に宗教を持っていません。
それ自体が良い悪いということはないと私は思っています。
しかし、それ故の弊害として「強い価値観の裏付け」というものが個々人の中に育ちにくいのは間違いがないかと思います。
これがいわゆる国教またはそれに類するものを持っている国においては事情が異なります。
なぜなら価値観のベースが宗教的に定まっているからです。
そのベースに適合していれば良いこと、していなければ悪いことなわけです。


私は別に各人が信じるべき宗教を持て、と言いたいわけではありません。
しかし、行動規範たる評価軸は育てていくべきであると強く感じています。
そしてその評価軸は、誰からから押し付けられるのではなく、各人が自分の内側に育てるべきものです。


孔子、論語をそのベースにしろというわけではありません。
しかし、今から数十年も前に現在起こっている数多くの問題をすでに予見していた渋沢栄一氏の卓見に触れることは、自分の中心軸を育て上げるのに大変参考になるのではないかと思います。

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