2010年9月20日月曜日

表現力のレッスン



この前に紹介している「発声と身体のレッスン」と色々な部分でつながりがあります。
「体」や「声」に対する教養を身につけていくための手法が紹介されている本です。

表現している内容ではなく、表現そのものが魅力的であるがゆえに成果が出てくる、ということはままありえることです。
また、普通は「感情から表現が産まれる」という理屈の方が語られますが、本書では「表現をすることで感情が産まれてくる」という方向の話が何度も出てきます。
例えば声を5つの要素に分割し、それぞれの要素をどう変えるとどんな感情が出てくるのか?ということを表現の技術側から捉えていくわけです。


演劇を目指す人に向けた本ではありますが、ただ、身体に関する意識を高めたいときにはとても良い本なのではないかと思います。

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