2009年3月5日木曜日

笑傲江湖



武侠ものと呼ばれる分野をご存知でしょうか?
中国で非常にメジャーな分野ですが、剣だの秘伝書だの絶世の美女だのを巡って武芸者たちが我も我もと戦うとでもいいましょうか。
要は中国版のファンタジー小説のようなものです。


この分野で非常に名高い金庸という人がいます。
何でも中華圏では物凄い人気なのだとか。
「中国人の事が知りたければ金庸を読め!」とまで言う人がいるとかいないとか。

本作は氏の代表作として名高い作品です。
文庫本で7冊に及ぶ大作です…が、先に言っておきます。
危険です、時間が確保できる時に読み始めることをお勧めします。
ワタクシ、睡眠時間を削って読んでしまいました。
好みは分かれるのかもしれませんが…。

ちなみにあとがきを読むと分かるのですが、本書はある意味において「人間観察図鑑」でもあり「政治の書」でもあります。
とかくしがらみにとらわれがちな人間、どうして人はこうも拘束される人生を歩むのか。

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