2009年3月7日土曜日

ブランディング22の法則



皆さんは商品を購入する時にどのような観点から選別をしているでしょうか?
例えば牛乳を買う場合、製造メーカー・売っている店・個別の商品名・統一されたブランドなど様々な観点があるかと思います。
昨今では食品偽装問題などもあってか「どこで製造されているか」が一つの注目点になっていますが、ほとんどの商品についてはより表層的な「名前」だったり「色」などで選んではいないでしょうか?

本書はそういった広い意味でのブランド構築に当たって気にすべき点が22の法則にまとめられています。
「拡張するのではなく集中させるべきである」
「集中を極限まで行うと新しいジャンルになる」
「商品の質が問題なのではない、名前や色の方が重要だ」
いわゆる「愚直に商品を作り続けている人々」からは到底受け入れがたい話がこれでもかと繰り返されます。


私自身も思っていますが、商品の質の良さのみで市場に売り込みをかけるのは無謀です。
もっと「イメージ」や「ロマン」、「雰囲気」といった要素が昨今ではより重要性を増しているように感じられます。
そういった「商品に付きまとう属性」がブランドです。
本書の中では比較的大規模な企業が対象とされている提言もありますが、中小零細企業こそが気にすべき事項も多々書かれています。

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