2009年9月13日日曜日

世界で一番シンプルな決め方の技術


意思決定というものは、我々が日常的に行っていながらその理屈についてまでは理解が及んでいないものです。
その日の機嫌や天候、体調や同行者といった実に様々な要因から選択は変化をみせます。
そして一つ一つの選択はそれほど大きな結果を招くことではないため、その選択の結果について評価の時間をとることはそれほどないのではないでしょうか。

実のところ、成果というものは余り気にもとめていないような小さな意思決定の連続から確定されているものです。
成果を出している企業の経営者は隙が少ないです。
事業から私生活まで、日常的な選択の連続が結果的に大きな差につながっていることを自覚しているからです。
「こっちは大きなこと」「こっちは小さなこと」と分けるのではなく、一つ一つの決断について責任を持ち続けることが最終的には大きな成果を生み出すことにつながります。


本書はそんな意思決定のための方法論をまとめた本です。
内容は大きな二つの質問に分かれ、それぞれがさらに三つの小さな質問に分かれます。
この六つの質問を常に自分自身に対して実践することで、より成果のでる選択をすることができるようになると説いています。

個人的には「やりたいことではなくやらなければならないことをする」という考え方と「直観を信じる」という内容に我が意を得たり、というところでしょうか。
これは私自身が顧問先に対して常日頃から説き続けていることです。
私自身も、もう少し心身ともに引き締めていかなければなりませんな~。

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