2009年9月11日金曜日

Harvard Business Review 2009年10月号


特集は二つです。
・論語
・脳科学

ここ最近の同誌の中では一番楽しめたかもしれません。
論語というと現代の日本ではそれほどなじみのないものになりましたが、戦前の学校教育などにおいては基礎中の基礎として取り入れられていたものです。
その内容を一言で表すならば「あるべきリーダー論」とでもなりましょうか。
特に「徳」という考え方については、とかく「得」「利」といったものにとらわれがちな現代において、とても大切な考え方のように思われます。


後半の特集である脳科学も大変に興味深い内容です。
特に「何歳になっても脳を鍛えることはできる」という論文は、何かと年齢などを言い訳に自分が出来ないことを言い訳しようとしてしまう人々(無論、私も含めてですが)にとって大変に耳の痛いお話なのではないかと思います。
また、論文内において「遊びの重要性」について触れられていたのは我が意を得たり、というところでした。


どちらの特集も面白かったです。
ぜひご一読をば。

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