2009年11月6日金曜日

儲かる農業



一次産業の世界に興味があります。
先日も農業や漁業に関する本をご紹介しました。

新興国の発展などに伴い、今後は食料の供給体制をどのように整えていくのかが課題になるのではないかと漠然と考えています。
また、なぜ一次産業がこれほど利益が出ない産業になってしまったのかについて、非常に興味があります。


本書は農業の世界に一般ビジネスの発想法を持ち込んだ会社について書かれています。
・顧客が欲しいものを作る
・顧客が欲しい時に届ける
・事前に契約を結び、要望に合わせた仕事を提供する
通常のビジネスで当たり前だと思われていることが、農業の世界では通用しないことが多いのだそうです。

「良いものを作れば売れる」というのは大きな勘違いだ、などの発言は私の日頃の発言とまったく同じです。
商品の良さを決めるのは生産者ではなく消費者や購買者である点を忘れてしった時点で、事業の行き詰まりは始まります。


農業に限らず、中小零細企業に不足している要素が非常に多く含まれている本かと思います。

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