2009年11月10日火曜日

オニババ化する女たち



人間の身体というものは本来もっと優れた機能を持っていると思います。
例えば武術の本を読んでいて、先人が持っていた身体感覚に少しでも触れたとき「あ~なんでこんなことに気がつかなかったんだろ」なんて思わされることがあります。
歌を歌っていも同様で、身体の正しい使い方を意識できた時、これまでとは全く違った音の世界を感じることがあります。


本書は主に「女性の身体」について書かれた本です。
出産やセックス、子育てなどの話題が中心となっています。
全面的に触れられているのは「女性の身体能力を引き出すこと」です。
その為に必要なことは何なのか、ということについての一つの考え方が提示されています。

現在の社会情勢からすれば明らかに受け入れがたいものも多々あるかと思います。
本書に書かれていることの全てが正しいとも思いません。
しかし、少なくとも現代人が「身体能力を全く活かせていない」ことには同感です。

身体性を取り戻すことは、結果的に精神的な充足を生み出すと思います。
スピリチュアルなんて話がよく出てきますが、身体を無視した話なんて私には意味がないと思っていたりします。


中々に面白い本でした。
武術書や農業の本を読んでいるときに感じたのと同じ「宇宙的つながり」が少し感じられました。

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