2009年11月13日金曜日

図解雑学 アパレル業界のしくみ



色々な分野に関する知識を図解しながら分かり易く説明する図解雑学シリーズのアパレルに関する本です。

一言で「アパレル」といっても、その範囲は中々把握できないのではないでしょうか?
例えば「ファッション」と「アパレル」の違いは何でしょうか?
服飾雑貨や靴、小物なども含めて、その実態は案外と分かりにくいものになっています。


本書ではそういった「アパレルの分野」の話や専門用語などについて平易に説明されています。
それぞれの企業や職業がアパレル業界においてどのような役割を担っているのかが分かります。

これまで「製造業」「卸売業」「小売業」といった具合に比較的分かれていたこの業界も、ここ10年程の流れでその業態は大きく様変わりしました。
ユニクロの躍進や海外企業の進出(H&MやZARAなど)など、これまでにはなかった形での流通が発展してきました。
本書の中においても、すでにこれらのモデル企業ですら時代遅れになりつつあるのでは?という指摘がされています。
「何を作るか」に併せ「どのように物流を作るか」や「情報を如何に発信するか」といった真の経営的思考がアパレル企業にも求められているといえるでしょう。

0 件のコメント: