2009年7月6日月曜日

多読術


あなたにとって「本を読む」という行為はどんなものですか?
一言では言い表せないかもしれません。
そのあり方も十人十色でしょう。


本書は「本を読むということ」ということについて語られている本です。
その内容は時に難解ですが、敬遠するようなものではありません。
なぜなら本書は「こうあるべきだ」ではなく「それで良い」というスタンスを取っているからです。
読書とは格調高いものではなく、親しみやすいものだと冒頭で説いています。

更に繰り返されるのは「読み手と書き手の相互作用」というお話です。
読書とは一方的な行為ではなく、読んでいる人間と書いている人間間の相互通行的な行為であると指摘しています。


読み手である自分をどのように位置づけるのか、「読書という行為そのもの」も意外と楽しいのかもしれません。

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