2009年7月24日金曜日

だれかに話したくなる小さな会社


私自身が顧問先などに繰り返しお話していることの一つに

「これからは小さな会社ほどブランドを作らなければならない」

というものがあります。
理由はいくつかありますが、ごく簡単にまとめるならば「良い意味で目立たないと、あまりにも競争相手が多すぎるので商売にならない」というものがあります。

競争相手は同業他社だけとは限りません。
最近の若年層は携帯電話に多くの時間を奪われていると聞きます。
それまで洋服にお金をかけていた世代が携帯電話をいじることで満足を得ているのだとすれば、アパレルメーカーにとって競合相手は携帯電話の会社ということになります。
これまでは競争相手と見なされなかったような会社が突然自社の市場を食い荒らすような時代です。

その状態にあって、ブランドを形成することができる企業は事業の展開方法が全く異なります。
ブランド企業には人やお金、チャンスが自然と寄ってくるものです。
あえてこちらから追いかけるまでもなく、勝手に集まってくるのです。
ブランド企業は自分から営業をかけることなく、ファンに支えられながら事業を発展させていきます。


本書はその「ブランドの引力」をどのように作るのか、ということに関して書いてある本です。
ブランドという概念はこれからの事業展開においてとてつもなく大切な考え方になります。

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