2009年7月9日木曜日

六〇〇万人の女性に支持される「クックパッド」というビジネス


ネットを絡めた事業は案外と成立しにくいことが分かっています。
無料で楽しんだり調べたりすることが出来るサイトがこれだけある状態において、一定数のアクセスを集める事がどれだけ難しいのかはHPやブログを開設したことがある人ならばすぐに分かって頂けるのではないでしょうか。
例えば広告を出すことで収益を獲得するようなビジネスモデルにおいても、アクセスがそれなりに集まっているだとか余程特殊なノウハウでも持っていない限りはそれほど大きな広告出稿料を獲得することは出来ません。


そんな中で本書が取り上げている「クックパッド」というサイトは異彩を放っています。
サイトの機能としては非常に限られています。

・料理のレシピを投稿する
・料理のレシピを調べる

基本的にはこの二つだけが出来るようになっています。
しかしながら、その検索性能や投稿の簡便性、果ては広告出稿者との提携が上手いことなどを理由に六〇〇万人もの女性がユーザーとして存在するそうです。


最近思うのですが、消費不況の原因は所謂「男社会」が弊害になっているのではないかと。
男の目線から考えられたものよりも、女性のために作られたものの方が消費活性効果は圧倒的に高いのではないかという気がしてなりません。
その意味においても、このサイトの目指している方向は非常に面白い研究対象となるのではないでしょうか。

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