「私は嘘をついている」
この言葉の真偽は?
有名なこの例を始め、数々のパラドクスについて述べられている本です。
数学、論理学、哲学、果ては政治から愛の世界まで、世界はパラドクスに充ち満ちています。
ゲーデルの不完全性定理において指摘される「自己の無矛盾性を自己で証明することはできない」ということは、昨今語られる「絶対に儲かる!!」だとか「こうすれば上手くいく!!」といった多くの自称定理と呼ばれているようなものに対する強烈なカウンターパンチとなります。
自分が今信じている常識が本当に正しいのか?
そんな世界のあり方の部分まで揺さぶってくるのがパラドクスの存在です。
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