2009年2月21日土曜日

ライバルに先んじろ 指定管理者制度



指定管理者制度というものをご存知でしょうか?
日本には多くの公的施設が存在します。
図書館や保育園、体育や文化的施設などの所謂ハコモノと呼ばれる類のものです。
これらの施設の多くが慢性的な赤字に悩まされていたり、利用者数が確保されず有効活用されているとは言い難い状態にあるのは皆様もご存じのことかと思います。
この制度は、こういった公的施設について民間の業者を含めた第三者による運営をすることにより、施設の有効活用を推進しようとするものです。

実はこの制度については、多くの民間企業にとって魅力的な市場となるのでは、という説があります。
今後多くの公的施設が指定管理者制度により民間に任されていきます。
しかし当然ながら委託を受けるに当たっては競合との戦いに勝たなければなりません。


本書はそんな指定管理者制度を受注するための方法について考察した本です。
その内容としては「極普通の経営学としての知識」をベースとして、少しの「対役所用の考慮」を加えるようなものです。
土台にあるのはやはりしっかりとした経営に関するスタンスなのです。

経営学に関する書籍としても読める本書、制度に多少でも興味のある方は是非ご一読を。

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