2009年2月26日木曜日

おちおち死んでられまへん 斬られ役ハリウッドへ行く



前回ご紹介した福本清三さんに関する二冊目の本です。
福本さんは色々な人の後押しでハリウッド映画「ラストサムライ」に出演することになります。
そこで感じたアメリカ映画のパワーや日米の映画に対する考え方の違いなどが本の中で紹介されています。


生活のことを考えれば大部屋俳優という職業は決して楽なものではありません。
氏も本の中で繰り返し「ウチは貧乏だから」という話をします。
しかし、同時に氏は「仕事は金じゃないと思うんです」とも繰り返します。

福本さんは常に「人のため」に自分の力を使うことを考えています。
「如何に惨めに殺されるか」を常に考えているという氏のこの仕事に対する姿勢、私も含めて多くの人が見習う必要があるのではないでしょうか。

福本さんは「立ち回りをしているときには命が輝いている」と言っています。
働ける事の喜び、仕事は金のためにするのではなく、自分のためにするものなのだと私も思います。

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