2009年10月26日月曜日

哲学的な何か、あと科学とか



「この世の中にいるのは実は自分だけで、周囲にいるのは皆人間ではない何かなのではないか?」なんて疑問を持ったこと、これまでの人生の中でなかったでしょうか?
子供の時、私はよくトイレに入っているときにこんなことを考えていました。
トイレというたった一人っきりの空間において、ふとそんな考えにとらわれてしまうとしてもそんなに不思議なことではないような気がします。

哲学というのは例えばそんな「意識」というものを研究するものです。
「脳が人体の中心的なパーツである」という生物学的なアプローチからのみでは、上記の問題は解決しません。
(ちなみに、最近では「脳が人体の中心的なパーツである」とは言い切れないみたいですが)


本書はこういった「人間の意識」の問題に「量子力学」という科学の問題を絡めて話が進んでいきます。
量子力学は現代のテクノロジーの根幹をなしている非常に重要な考え方なのですが、これまた非常に難解なものでして…。
「観測」という行為がどのような意味を持つのか、という非常に深い問題が取り扱われます。
観測するということは、つまり意識が絡んでくるのですが…続きは是非本書でご確認下さい。

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