2008年12月3日水曜日

マーケティングをつくった人々



現代マーケティング論の大家10人の話をまとめた本です。
マーケティングという学問が如何に広範囲を対象としているのかがよく分かります。


各論者の間では論旨がぶつかっているような点も存在しますが、その根底にあるのは「顧客主義」です。
顧客側が情報収集力・価格交渉力などの色々な力を手に入れた現代において、企業のマーケティングがどのように行動すべきなのか、という点について色々な面からの切り口を見ることができます。

無論、各氏には多くの著書が存在しますので、この本でその人の言いたいことのポイントを掴み、その後に各著書に入っていくのも面白いのではないでしょうか。


「良い物を作れば売れる」という企業側の勘違いは既に通用しない時代が来ています。
適切なマーケティングの組成は、企業規模の大小を問わず喫緊の課題といえるでしょう。

0 件のコメント: